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1995 年度 実績報告書

TNF-αおよびDXRの一側肺還流法を用いた転移性肺腫瘍治療に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671490
研究種目

一般研究(C)

研究機関関西医科大学

研究代表者

斎藤 幸人  関西医科大学, 医学部, 講師 (50131438)

研究分担者 梅本 真三夫  関西医科大学, 医学部 (60148509)
キーワードTNF-α / 一側肺還流 / 転移性肺腫瘍 / DXR
研究概要

平成7年度は主として手術の習熟に重きを置き実験を行いました.は予想どうり高度の技術が必要でありましたが,数を重ねることによって生存例が増加しようやく本来の実験系になりました.
50mg/kgのpentobarbital を腹腔内投与し,16-guage静脈カテーテルを気管内挿管し,Harvard model 683人工呼吸器で呼吸を維持する.左第4肋間で開胸し肺動脈,肺静脈を剥離し中枢側にmicrovascular clampをかけ,肺動脈にはPE50/PE10 catheter(Clay-Adams、Parsippany,NJ)を挿入し薬液を所定の量で注入する.肺静脈は切開し,あふれ出てくる血液を持続的にローラーポンプの脱血側に吸引し左肺動脈へ再度還流させる.薬液による左肺分離還流は10分間行い,その後生理食塩水1ml/min.の量で左肺を5分間還流する.還流が終了したら肺動脈,肺静脈を9-0Nylon糸にて縫合閉鎖する.その後は,麻酔から覚醒させ飼育ケージに戻す.
この生存実験糸を確立するために6カ月以上を要しました.
本実験施行にあたっては,非常に高度のmicrosurgeryの技術が必要でありましたが,ようやく実験体系が確立し,現在は,転移性肺腫瘍実験モデル作製に移っています.従って,TNF-αやdoxorubicineを用いた左肺分離還流法による治療成績は平成8年度以降に報告できると思います.
平成7年度の研究評価として,isolated left lung perfusionの手技の確立が出来た点満足すべきものと考えています.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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