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1996 年度 実績報告書

先天性二分脊椎マウスを用いた二分脊椎発生機序の遺伝子レベル的解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671546
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

菊地 哲郎  東京慈恵会医科大学, 医学部脳神経外科, 講師 (60177798)

研究分担者 高橋 浩一  東京慈恵会医科大学, 脳神経外科, 助手 (90246413)
田中 英明  東京慈恵会医科大学, 脳神経外科, 助手 (70227164)
キーワード二分脊椎 / GFAP / グリオーシス / 成長因子 / 羊水 / アポトーシス
研究概要

1. p53の発現;抗p53モノクローナル抗体をもちいて、正常ならびに二分脊椎マウスの脊髄の免疫染色を行った。二分脊椎マウスの脊髄ではp53陽性細胞が散見されたが、正常マウス脊髄ではp53陽性細胞は認められなかった。しかし、二分脊椎マウス脊髄の染色におけるp53発現は再現性に乏しく、さらに標本数を増やし、統計学的有意差がでるかどうかを検討したい。
2. 各種成長因子の発現;計画では各種成長因子受容体の発現をRT-PCRで調べる予定であったが、ヒトと異なり、クローニングされていないものが多いため、成長因子自体の発現を調べることとした。正常ならびに二分脊椎マウスの脊髄からmRNAの抽出を行った。これからRT-PCRを行ったが、まずmRNAが変性していないかを確認するためにベータ-アクチンを増幅させ、PCR産物を電気泳動し、バンドを確認した。次にTGF、FGF、PDGFそれぞれに対するプライマーを用いて各成長因子の発現を調べた。いずれの成長因子においても発現量が少なく、またmRNA自体の量的な問題もあり、一定の結果を得ることはできず、正常と二分脊椎マウス脊髄間で明らかな有意差は得られなかった。これは現在も検討中である。
3. アポトーシス細胞の有無;p53の発現に関連して、アポトーシス細胞の出現が二分脊椎マウス脊髄において認められるのではないかとの予想のもとに、Tunel法を用いてアポトーシス細胞の染色を現在施行中である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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