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1997 年度 実績報告書

Estramustineのmalignant gliomaの成長に対する抑制効果

研究課題

研究課題/領域番号 07671548
研究機関日本医科大学

研究代表者

吉田 大蔵  日本医科大学, 医学部, 講師 (30210701)

キーワードEstramustine / グリオーマ / 細胞浸潤 / コラゲナーゼ
研究概要

Estramustine phosphateの10^3μMのstock solutionを作製し、cell lineはヒトglioma細胞U87MGを用いて、次の実験を行った。
1.MTT assay 濃度は0.5から10μMの間に濃度依存性のcytotoxityが見られたので、実験は0.5から10μMの間で行う事とした。24時間投与のID50は4.6μMであった。
2.collagenolysis assay^<12>CをラベルしたtypeIV collagenの溶液をシャーレに入れて、一晩dry outし、film化した。ここにEstramustine phosphate溶液を、0.5、1.0,5,10μMずつ投与した(対照群は培養液)U87MG細胞10^7個(10ml)を乗せて、48時間まで各時間ごとに溶液中に溶けだした^<12>Cをscintilation counterで検出することで細胞のcollagenase活性を測定した。
3.Zymogram U87MG細胞10^7個をEstramustine phosphat溶液(0.5、1.0,5,10μM)(対照群は培養液)で培養し、培養上清を10μl程SDS-PAGE gel(あらかじめcollagen type IVを含んでいる)にて電気泳動した。賦活液でtype IV collagenaseを活性化させ、gelを染色し、bandの脱色部分を検出した。
4.haptoinvasion assay Boiden chamberをもちいて、Estramustine phosphate投与後の cell invasionの抑制を観察した。
結論として、Estramustine phosphateのU87MG細胞に対する細胞浸潤の抑制はtype IV collagenase分泌の選択的抑制によるものであることが明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ibuki C.et al: "Preconditioning with angiotensin-II improves…" J Mol Cell Cardiol. 29・7. A307 (1997)

  • [文献書誌] Ibuki C.et al: "Protective effects of angiotensin II precon…" Jpn Circulation J. (in press).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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