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1995 年度 実績報告書

BrdU徐放性ポリマーの開発と脳腫瘍放射線感受性増強に関する基礎的臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671549
研究種目

一般研究(C)

研究機関関西医科大学

研究代表者

河本 圭司  関西医科大学, 医学部, 教授 (70077741)

研究分担者 笠井 治文  関西医科大学, 医学部, 助手 (80268341)
今堀 巧  関西医科大学, 医学部, 助手 (10257909)
沼 義博  関西医科大学, 医学部, 講師 (40208278)
土田 高宏  関西医科大学, 医学部, 講師 (10181249)
キーワードBudR / ポリマー / 9Lグリオーマ
研究概要

BrdU(プロモデオキシウリジン)含有徐放性ポリマーの作成: エチレンビニルアセテートコポリマーをメチレンクロリドに溶解し、10%の溶液とした。BruDを重量比で50%になるように混合した後、ガラスの鋳型に超低温下で流し込み重合させた。ポリマーは約48時間-20℃でメチレンクロリドを揮発させた後デシケーターの中で保存した。
BrdUポリマーの徐放効率の解析:ポリマーを緩衝液につけ、毎日緩衝液を交換し、ポリマーからのBudRの放出動態を計測するためのサンプリングをおこなった。BrdUの測定はStetson等の方法に基づき高速液体クロマトグラフィーにて行った。その結果、最大放出は2日めに13.52マイクログラム/ミリグラムポリマーとなったが、その後も3-8マイクログラム/ミリグラムポリマーのBrdUを放出し続けた。測定を終了した30日めの時点でも3.13マイクログラム/ミリグラムポリマーときわめて安定した徐放効率をしめした。
現在フィッシャーラットの大腿皮下に9Lグリオーマの腫瘍を移植し増殖させ、同腫瘍にBrdUポリマーを埋め込み、放射線照射を行っており、生体でのBrdUの放射線増感効果を検討中である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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