研究概要 |
平成8年度研究分担者の研究実績概要は,下記のとおりである。 【武内】 慢性関節リウマチ(RA)の症例数を,さらに20症例増加させ平成7年度と合わせて合計50症例の患者背景と臨床像について検討した。 【野間】 ELISA法によりEB,HCV,サイトメガロの各ウイルスの抗体の有無を確認した結果,EB=60%,HCV=15%,サイトメガロ=30%の感染率であった。また,ATL(成人T細胞白血病)に著増するインターロイキン2レセプターとRAの関係,とくにリンパ球CD4亜分画との関係について明らかにした。 【清島】 リンパ球にコルセミドを添加培養実験した結果72時間でほとんどのリンパ球が細胞周期のM期に同調することを確認した。さらに,フローサイトメトリー法により染色体フローカリオタイプの分析条件設定も成功した。 【森田】 平成7年度にウエスタンブロット法により確認された症例の特異性についてRF(リウマチ因子)吸収実験を行い,非特異反応でないことを確認した。 以上の成果は日本臨床病理学会誌他に発表した。
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