研究課題/領域番号 |
07671596
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
柏口 新二 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (30224398)
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研究分担者 |
梅原 隆司 徳島大学, 医学部, 助手 (20263816)
武田 芳嗣 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (20243694)
加藤 真介 徳島大学, 医学部, 講師 (30243687)
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キーワード | 成長期関節軟骨 / 関節軟骨修復 / アポトーシス / DNA電気泳動 |
研究概要 |
成長期関節軟骨欠損に対する自家新鮮腸骨由来の成長軟骨移植におけるアポトーシスを検討した。 4週齢Lewisラットの自家腸骨から骨端軟骨を採取し、成長軟骨のみとした移植片を作成した。自家膝蓋大腿関節面に17号鈍針で作成した軟骨下骨に達する欠損部に移植片を静置、自家移植した。移植片が生着するまでの移植後4週のあいだ1週ごとに屠殺し、移植部を含んだ脱灰標本(n=18膝)を作成し、パラフィン包埋の後、ポンプ、タグ^<TM>ペルオキシダーゼ・キット(Oncor社)を用いて移植成長軟骨におけるアポトーシスの発現をin situ法にて検討した。また欠損部のみを作成した6膝を対照とした。 その結果、生着するまでの移植成長軟骨ではアポトーシス陽性所見はみられなかった。しかし移植後1および2週の生着途上の移植軟骨に面した軟骨下骨の欠損部骨髄細胞においてアポトーシスがみられた。一方対照とした欠損部骨髄細胞には欠損作成後4週までのあいだアポトーシスは陰性であった。今回の検討では移植成長軟骨そのものにはアポトーシスの発現はなかった。しかし生着途上の移植成長軟骨の母床骨髄腔にはアポトーシスの発現が認められた。関節軟骨欠損のみの対照にはかかる発現はみられず、移植成長軟骨からの誘導因子の関与による母床側骨髄細胞のアポトーシスが示唆された。
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