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1995 年度 実績報告書

グリオスタチンによる慢性関節リウマチ発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07671612
研究種目

一般研究(C)

研究機関名古屋市立大学

研究代表者

大塚 隆信  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (10185316)

研究分担者 松井 宣夫  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (40009569)
キーワードグリオスタチン / 慢性関節リウマチ / 滑膜細胞 / IL-1 / TNF α / IL-6 / IL-8
研究概要

RAにおけるサイトカインネットワーク中のグリオスタチンの位置付けを解明するためRA滑液中のサイトカイン(interleukin-1,interleukin-6,interleukin-8,tumor necrotic factor alpha)濃度とグリオスタチン濃度との相関関係を検討した。滑液中においては、グリオスタチン濃度はIL-1、IL-8濃度と相関関係があった。
次に培養滑膜細胞でのグリオスタチン産生の検討するために、人工膝関節置換術のさいに採取した滑膜を初代培養し、3代から9代継代した。この培養滑膜細胞をIL-1、IL-8、IL-6、TNF alphaにて刺激したところグリオスタチンタンパクの産生が認められた。
さらに、グリオスタチンのin vivoでの作用を検討するために大量のグリオスタチンが必要となるため、グリオスタチンcDNAを組み込んだ発現ベクター(pET-His)をE.coliにトランスフェクトしグリオスタチンを発現させ、グリオスタチン組換体を大量に調製した。平成8年度はこのグリオスタチン組換体をウサギ膝関節内に注入し滑膜炎発症作用を解析する予定である。
平成7年度はおおむね計画通りの研究が達成された。培養滑膜細胞でのグリオスタチン発現実験において、今年度はタンパク質レベルでのみ検討したが、mRNAレベルでの検討も必要と思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 和栗 祐子: "慢性関節リウマチの病態マーカーとしてのグリオスタチンとその滑膜炎発症作用に関する研究" 名古屋市立大学医学会雑誌. 47. 15-29 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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