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1995 年度 実績報告書

完全静脈麻酔中、後のケタミンとノルケタミンの光学異性体の薬物動態の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671639
研究種目

一般研究(C)

研究機関弘前大学

研究代表者

工藤 剛  弘前大学, 医学部, 助手 (70003407)

研究分担者 村岡 正敏  弘前大学, 医学部, 助手 (90240647)
工藤 美穂子  弘前大学, 医学部, 助手 (30003411)
キーワードケタミン / ノルケタミン / HPLC測定法 / 光学異性体 / ラセミ体
研究概要

高速液体クロマトグラフによる血漿ケタミンとその代謝産物のノルケタミンの光学異性体およびラセミ体の測定法を確立した。
機器は日立HPLCポンプL-7100(2台)、日立UV検出器L-7400、クロマトデータ処理装置D-7500、カラムオ-ブンL-7300を使用した。
血漿1mlからのケタミンの抽出は内部標準としてBr-ケタミン0.5μgを添加、5%2-プロパノール/塩化ブチル3.5mlでボルテックスミキサ-で攪拌後上清を1.5mlずつ2本のガラス・カルチャー試験管に取り真空乾燥させHPLC溶媒150μlで溶かしHPLCに50μl注入する。
1).光学異性体の測定法(測定波長215nm)
カラムはダイセル化学社の光学異性体用CHIRACEL-0D(4.6x250mm)を32℃、流速0.5ml/分、、溶媒5%2-プロパノール/n-ヘキサンで使用した。R-ケタミンは18.2分、R-Brケタミンは19.4分、S-ケタミンは20.6分、S-Brケタミンは23.2分、S-ノルケタミンは32.8分、R-ノルケタミンは33.7分で検出できた。最小感度は20ng/mlであった。
2).ラセミ体の測定法(測定波長215nm)
カラムはNBS社のC-18(4.6x150mm)を32℃、流速0.5ml/分、溶媒30%2-プロパノール/0.02Mリン酸バッファーで使用した。ノルケタミンは8.5分、ケタミンは11.7分、内部標準のBr-ケタミンは13.8分で検出できた。最小感度は20ng/mlであった。
ドロペリドール、フェンタニール、ケタミン併用の完全静脈麻酔中の血漿ケタミンとその代謝産物のノルケタミン濃度測定が光学異性体、ラセミ体の両面より可能となった。現在症例を集めて測定中である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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