1995 年度実績報告書

エンドトキシン・ショック発症に於ける顆粒球エラスターゼの役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号	07671682
研究種目	一般研究(C)
研究機関	自治医科大学
研究代表者	窪田達也自治医科大学, 医学部, 教授 (90048992)
研究分担者	松山尚弘自治医科大学, 医学部, 助手 (90265273) 和田政彦自治医科大学, 医学部, 助手 (10240558) 大竹一栄自治医科大学, 医学部, 助教授 (00092156)
キーワード	エンドトキシン・ショック / 顆粒球エラスターゼ / 血管内皮障害
研究概要	動物実験に於いては平成7年度分として申請した研究計画は達成されたと考える.顆粒球エラスターゼ活性を阻害することにより、エンドトキシンショック・モデルでの血管内皮障害は顆粒球エラスターゼ阻害剤の前投与群だけでなく後投与群においても軽減された. 結果は前投与群の効果について2nd International Conference on SEPSIS IN ICU (THE ROLE OF NEUTROPHIL ELASTASE INHIBITOR ON THE ENDOTOXIN SHOCK MODEL IN DOGS.: Maastricht, Netherland. 27-29 June 1995), 前投与群と後投与群の比較検討について第3回世界ショック学会(The effects of the neutrophil elastase inhibitor (ONO-5046) on the endotoxin shock model dog. -Comparison of the studies between pre and post-treament of ONO-5046-:浜松,10月21-23日,1995)において学会発表をおこなった. これらの発表から,顆粒球エラスターゼは、血管内皮障害において重要な因子の一つとの知見が得られた.本研究の結果は、現在Critical Care Medicineへ投稿準備中である。【臨床研究】エンドトキンショックの臨床例で顆粒球エラスターゼ・各種パラメータ・サイトカインを測定し,データを蓄積している段階である.