研究課題/領域番号 |
07671715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
河田 幸道 岐阜大学, 医学部, 教授 (00021428)
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研究分担者 |
尾関 茂彦 岐阜大学, 医学部, 助手 (80281054)
出口 隆 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (40163935)
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キーワード | M.genitalium / 非淋菌性尿道炎 / 子宮頚管炎 / 付属器炎 / PCR |
研究概要 |
平成7年度に引き続きMycoplasma genitaliumのadhesin蛋白をコードする遺伝子をtargetとしたpolymerase chain reaction (PCR)法による遺伝子診断法を用いて、男子淋菌性尿道炎患者、男子非淋菌性尿道炎患者、正常成人男子、女子子宮頚管炎患者、女子付属器炎患者および正常妊婦からのM.genitaliumの検出を行った。淋菌性非クラミジア性尿道炎患者60例中2例(3.3%)、淋菌性クラミジア性尿道炎患者14例中1例(7.1%)、非淋菌性クラミジア性尿道炎患者42例中1例(2.4%)および非淋菌性非クラミジア性尿道炎患者34例中9例(26.5%)にM.genitaliumを認めた。また、正常成人男子187例中2例(1.1%)にM.genitaliumを認めた。女子では子宮頚管炎患者64例中5例(7.8%)、付属器炎患者53例中3例(5.7%)にM.genitaliumを認めたが、正常妊婦80例の頚管からはM.genitaliumは1例も認められなかった。M.genitaliumの検出率は、男子非淋菌性尿道炎患者、特に非淋菌性非クラミジア性尿道炎患者において正常男子と比較して有意に高く、また、女子頚管炎および付属器炎患者においても妊婦に比較し有意に高かった。以上より、M.genitaliumの男子非淋菌性非クラミジア性尿道炎および女子頚管炎および付属器炎との関連が示唆され、更に症例を増やし検討を継続している。また、Mycoplasma hominisなど他のmycoplasmaの検出を検討中である。
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