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1995 年度 実績報告書

虚血性網脈絡膜疾患の視機能障害に関する実験的および臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671907
研究種目

一般研究(C)

研究機関山梨医科大学

研究代表者

飯島 裕幸  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (80114362)

研究分担者 今井 雅仁  山梨医科大学, 医学部, 講師 (90193656)
キーワード光化学血栓 / 網膜血管閉塞 / 脈絡膜血管閉塞 / 網膜電図 / 蛍光眼底検査 / 静的視野計測
研究概要

パイロットスタディとしてラット,家兎の眼を対象として,光化学的血管内血栓誘発による網膜および脈絡膜血管閉塞モデルを作成することが可能なことを確認した.すなわちローズベンガルを静注後手術用顕微鏡の照明光で60分間にわたり眼底を照明したところ,網膜血管,および脈絡膜毛細血管板での血管閉塞が観察され,SLOフルオ蛍光眼底造影検査にて確認された.ローズベンガル静注量,眼底照射光量,照射時間と閉塞程度との関係を解析中である.またこのようにして作成した網脈絡膜虚血眼でphotopic ERGを記録し,振幅の低下,頂点潜時の延長がみられた.
臨床的検討として網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)患者における,蛍光眼底写真撮影と静的自動視野検査の相関を検討した.視野感度は蛍光眼底検査における浮腫例では低下は軽度で,毛細血管閉塞例ではそれに比べ低下の程度が著しかった.特に毛細血管閉塞が完成してから期間のたった症例では絶対暗点を生じることがわかった.さらにレーザー網膜光凝固術を視野良好例におこなった場合には,凝固後に明らかな視野感度低下がみられることが明らかとなった.また網膜中心静脈基幹閉塞症(CRVO)患者において,蛍光眼底写真,静的視野計測結果,網膜電図検査について解析検討を行っている.また抗凝固治療法,光凝固治療法と出血性緑内障発生との関係についても検討を行っている.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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