研究課題/領域番号 |
07671908
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山本 哲也 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50134581)
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研究分担者 |
恩田 鋭治 岐阜大学, 医学部, 助手 (60231247)
谷口 徹 岐阜大学, 医学部, 助手 (30179840)
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キーワード | 緑内障手術 / マイトマイシンC / 線維柱帯切除術 / 角膜乱視 |
研究概要 |
手術施行例の臨床データ解析:マイトマイシンCを併用する線維柱帯切除術を施行した症例の手術成績を、視機能、眼圧、濾過胞の形態(超音波所見を含む)の点から再検討した。その結果、術後の濾過胞の形態を超音波所見により、4種類に分類することが可能であることが判明し、Ophthalmologyに発表した。この分類は眼圧コントロール成績と密接な関連を有しており、緑内障管理上の意義は大きいものと考える。また、正常眼圧緑内障に対する手術成績については、手術例の約90%で眼圧が望ましいと考えられるレベルとなり、視野進行にも良好な影響が認められるとの成績を得ることができ、第5回緑内障学会シンポジウムで発表した。 緑内障術後の角膜形状解析:経過観察6か月の時点において、手術部位を通る経線を最強主経線とする乱視の生ずることが明らかになった。この乱視は少なくとも5カ 月間は大きな変化を示さないことが明らかにされた。また、強膜弁の縫合糸の数、眼圧(変化量、絶対値)、レーザー切糸施行の有無と乱視の関連について検討したが、有意の関連は現時点では得られなかった。この内容は第19回日本眼科手術学会で発表した。 マイトマイシンCの新規投与法に関する実験と濾過手術後の瘢痕化過程の検討については、現在進行中であるが、以前に少数例で施行した予備実験と同様に、ゲル化基材を使用した新規の投与法により、眼圧下降効果を保ちつつ、マイトマイシンCの総投与量を減少させる可能性を示すデータが得られつつある。
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