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1995 年度 実績報告書

乳児内斜視の両眼視機能の発達における超早期手術の影響

研究課題

研究課題/領域番号 07671920
研究種目

一般研究(C)

研究機関岡山大学

研究代表者

長谷部 聡  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (20263577)

研究分担者 大月 洋  岡山大学, 医学部・眼科学, 助教授 (70093672)
キーワード斜視 / 眼球運動 / 画像計測 / 眼科手術 / 臨床検査法
研究概要

ビデオ画像処理により強化されたHirschberg testの臨床的な信頼性評価
1.目的:ビデオ画像処理により強化したHirschberg testの、臨床の場における信頼性と、有用性について明ら6かにする。
2.方法:生後4か月から75歳にいたる87例の斜視患者について、赤外線ビデオレフラクション装置PR1100をもちいて、角膜反射像のずれを最低2回、自動計測した。そして、得られた眼位ずれの測定値について、再現性(repeatability)、プリズム交代遮蔽試験(PACT)との比較、Hirschbergの換算比の度数分布の3点について検討することで、検査法としての信頼性を評価した。
3.結果:ビデオ画像処理により強化されたHirschberg testの測定値における再現性(95%信頼区間)は、水平方向の眼位ずれについては±0.18mm(±2.2°または±3.8prism diopters)、垂直方向の眼位ずれについては、±0.28mm(±3.4°または±5.9prism diopters)であった。この方法によるHirschberg testとPACTの測定値が一致する95%信頼区間は、±7.8°または±13.7prism dioptersであった。Hirschberg換算値の平均(±標準偏差)は12.3±1.2°/mmまたは21.8±2.1prism diopters/mmであった。
4.結論:ビデオ画像処理によって強化されたHirschberg testは良好な測定値の再現性と、乳幼児の検査においても簡便性を発揮した。しかし、定量的な目的には、Hirschberg換算値の固体差による系統誤差の影響を配慮すべきであることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Satoshi Hasebe: "The reliability of a video-enhanced Hirschberg test under-clinical conditions" Investigative Ophthalmology & Visnal Science. 36. 2678-2685 (1995)

  • [文献書誌] 長谷部 聡: "ビデオ画像計測で求めた正常者149眼のヒルシュベルク眼位換算値" 臨床眼科(1996年2月19日、論文採択決定). (未定). (1996)

  • [文献書誌] 長谷部 聡: "動的ランダムドットステレオクラムによる視運動性眼振の誘発" 臨床眼科(1996年1月16日、論文採択決定). (未定). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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