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1995 年度 実績報告書

Endothelinsの局在および病的変化

研究課題

研究課題/領域番号 07671926
研究種目

一般研究(C)

研究機関長崎大学

研究代表者

津田 恭央  長崎大学, 医学部, 助手 (30253660)

研究分担者 大平 明弘  長崎大学, 医学部, 教授 (00169054)
キーワードエンドセリン / Muller細胞 / ET-3 / neurotransmitter / 免疫組織化学
研究概要

生後6週、生後8週および生後6カ月のSpraque-Dawleyラットの眼球を摘出し、パラフィン包埋したのち、抗ET-3抗体を用いて間接抗体法を施行した。生後6週、生後8週および生後6カ月においてともに、ET-3は視細胞内節以外の層に発現がみられた。特に月齢による違いはみられなかった。顆粒層に放射状に発現がみられ、Muller細胞と考えられた。網膜においてET-3がMuller細胞を介してneurotransmissionのmodulatorとして機能しているのではないかということが推測された。
当教室の研究において網膜血管はETA受容体を主に有し、非血管組織はETB受容体が主であることが明らかにされていたが、ET-3はそのETB受容体に親和性をもっており、網膜でのET-3の機能について注目された。脳神経における研究では、ET-3はgliaに存在しneurotransmitter、または、neurotransmissionのmodulatorとして働くintercellular messengersとしての機能が注目されている。今回の我々の研究において網膜のglia細胞であるMuller細胞にET-3の局在が認められ、これにより網膜の神経伝達においても同様にET-3がneurotransmissioのmodulatorなどとして機能していることが推測される。Western Blot、Nothern Blotの生化学的手法および、更に電子顕微鏡学的レベルにおけるET-3の局在を探ることにより、更にその機能が明らかにされるものと考える。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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