研究課題/領域番号 |
07671973
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
石塚 寛 徳島大学, 歯学部, 教授 (50057494)
|
研究分担者 |
那須 史男 徳島大学, 歯学部, 助手 (10180530)
樋浦 明夫 徳島大学, 歯学部, 助教授 (00106353)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
キーワード | 侵害受容性一次知覚ニューロン / 膠様質 / 三叉神経脊髄路核尾側亜核 / シナプス / 中枢性終末 / 介在ニューロン / 免疫組織化学 / カプサイシン |
研究概要 |
平成7年度においてカプサイシン(CAP)投与したマウスの足底熱刺激テストを行ない、生後早期(2〜5日)投与群では侵害熱刺激に対し対照群と有意差がなかった。つまり、侵害受容ニューロンがCAPによって顕著に減少するのにかかわらず、侵害熱刺激には正常に反応するという矛盾した現象を再確認することができた。 また、CAP投与マウスの三叉神経脊髄路核尾側亜核内(STNC)の侵害受容性一次知覚ニューロンの観察から、それらは脊髄後角膠様質内のそれと全く同様な微細構造を有することが分かった。 平成8年度ではそうした侵害受容性一次知覚ニューロンの中核性終末はサブスタンスP(SP)やカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を有含し、膠様質内の抑制性介在ニューロンであるGABAやメチオニン-エンケファリン(Met-Enk)陽性ニューロンに対して、シナプス前性に接触していることを明らかにした。このことはCl終末が痛みの伝達だけでなく、自らのその抑制にも関与することを示唆する。
|