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1995 年度 実績報告書

移植片対宿主病におけるサイトカインの動態とその役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07672058
研究種目

一般研究(C)

研究機関奥羽大学

研究代表者

藤原 康次  奥羽大学, 歯学部, 助教授 (10165433)

研究分担者 山崎 章  奥羽大学, 歯学部, 教授 (60110459)
キーワード移植片対宿主病 / サイトカイン
研究概要

1.血清中サイトカイン量の変化
移植片対宿主病(graft-versus-host disease, GVHD)誘導から発症まで、経時的に得られたラット血清中のTNF-α、IFN-γの量をELISAで測定した。TNF-αは誘導から発症まで有意な変化は認められなかった。IFN-γは誘導後(脾細胞静注後)7日目に血清中の量の増加が認められ、発症時は高値を示すもの、低値を示すもの様々であった。
2.標的臓器組織におけるサイトカイン産生
GVHDラットより得られた舌について、病巣内でのIL-1、TNF-αの産生を免疫組織学的に検討した。IL-1、TNF-αともに病巣内での産生が認められた。
3.外因性のサイトカイン投与による病変の修飾
ラットIFN-γを投与し病変の修飾効果を検討した。
(1)IFN-γの全身投与
脾細胞静注後7日間IFN-γを全身投与した。投与群は非投与群と同様、10日目から14日目でGVHDを発症したが、発症後の経過は非投与群に比べ良好であった。
(2)IFN-γの局所投与
脾細胞静注後7日目、9日目にIFN-γを耳介皮舌に局所投与した。投与群は非投与群に比べ耳介皮膚症状が軽徴であった。
4.抗サイトカイン抗体によるGVHDの抑制効果
抗IL-1、抗TNF-α、抗IFN-γを全身投与しGVHDの抑制効果を検討した。抗IL-1、抗TNF-α投与では明らかな変化は認められなかった。抗IFN-γを投与するとGVHDの増強が認められた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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