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1995 年度 実績報告書

頭位変化に伴う気管内チューブによる声帯への影響

研究課題

研究課題/領域番号 07672168
研究種目

一般研究(C)

研究機関大阪大学

研究代表者

堀 智範  大阪大学, 歯学部, 助手 (80252691)

研究分担者 滋谷 徹  大阪大学, 歯学部, 講師 (30206148)
キーワード頭位回旋 / 声門 / 気管内チューブ / 核磁気共鳴像
研究概要

健康成人男性委名を対象として,MRIを用いて,気道の解剖学的形態を正面位および頭位回旋位それぞれについて三次元的に観察した。
次に,頭位回旋時に横方向に気道が最も偏位していた症例のMR画像をもとにアクリル板を用いて実物大模型を作製し,各種気管内チューブを経口的および経鼻的に挿管し,声門に対する気管内チューブの圧を,脳圧測定用カテーテルを用いて測定した。
【結果】
MRIによる計測では,頭位右回旋により,気道は胸骨上窩から下鼻道に向かうにつれて平均で22mm,最も著しい症例では33mm回旋方向に偏位していた。また,前後的には正面位と同様,声門付近で最も前方に位置していた。
実物大模型での計測では,正面位においては両披裂軟骨相当部,頭位回旋位においては回旋方向と反対側の声門を強く圧迫した。気管内チューブの種類ではらせん入り気管内チューブがもっとも声門に対する圧が小さかった。頭位回旋位では正面位より声門に対する圧は大きかった。頭位回旋位では,経鼻挿管は経口挿管より声門に対する影響が大きかった。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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