研究課題
平成7年度の研究では白金化合物は温熱によりその抗腫瘍効果を増強されることがわかった。またその作用機序は組織レベルでは腫瘍組織内の薬剤濃度が上昇しまた細胞レベルでは薬剤の細胞内への取り込みが上昇した。平成8年度ではこれらについてその機序をさらに検討した。1.白金イオンの細胞内への取り込みはNa, Kポンプの能動的輸送が関与している可能性が示された。2. 254-Sを用いた実験では細胞内の白金イオンは温熱によりDNAへの結合度が増すことが示された。
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