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1995 年度 実績報告書

顎骨感染モデルの好中球機能におよぼす化学療法剤の影響

研究課題

研究課題/領域番号 07672194
研究種目

一般研究(C)

研究機関日本歯科大学

研究代表者

佐藤 田鶴子  日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (40095138)

研究分担者 吉田 誠  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (10220675)
柳井 智恵  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (70257004)
キーワード好中球 / 貧食能 / 遊走能 / 実験的下顎骨感染モデル / BRM
研究概要

New Zealand white種(NZW)体重2.5〜3.0kgの成熟ウサギ、雄性を用い、菌接種群とコントロール群との比較検討を行った。佐藤-Heimdahl法に準じて、NZW種ウサギの実験的下顎骨感染モデルを作製した。接種菌には、Streptococcus willeriとBacteroides fragilisの2菌種を用いた。コントロール群は下顎骨感染モデル作製時に菌を接種させずに、外科的侵襲のみを加えたものを用いた。観察時期は、菌接種後3日後・7日後・3週間後・8週間後・12週間後とし、経時的に白血球数を測定して炎症状態を確認した。また、経時的に採血し、好中球を分離してこれの遊走能についても測定した。遊走能の測定としては、走化性因子としてN-formyl-methionyl-leucyl-phenylalanine(FMLP)を用いて、使用時にHanks balanced salt solution(HBSS)にて濃度調整した。対照としてRPMI1640を用いた。遊走能の測定は、96穴ケモタキシスチャンバーを用いてFMLPおよびRPMI1640を使用して、一定数に調整した好中球浮遊液とともに、一定条件下で培養した。その後、チャンバーから取り出したフィルターに付着する遊走細胞を固定した後、Diff-Quik染色液にて染色した。フィルターを室温で乾燥した後、マイクロプレートリーダーを用いて吸光度を測定し、それぞれの条件を比較検討した。白血球数においては菌接種群、コントロール群とも処置後増加し、7日後まで炎症の持続が確認できた。また、遊走能についても菌接種群、コントロール群とも機能の亢進がみられた。なお、平成8年度に計画した好中球貧食能の研究と平成9年度に行う予定の遊走能の研究は、フローサイトメータの使用都合上、逆転させ、今年度は遊走能について検討することを先行した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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