研究概要 |
微小圧力センサーの作製;直径3mm,厚さ0.15mmのPZT焼結体製圧電チップを配し,その両面を電極(リン青銅,厚さ20μm)ではさんみ,さらにHAP焼結体(直径2mm,厚さ0.5mm)でカバーする方法で製作した。なおHAPカバーは,湿式法で合成したHAP粉末を加圧成形後焼結し製作した。 試作する圧力センサーは,直径3mm,厚さ約1.5mmに製作した。 圧力センサーのキャリブレーション試験;方法として,疲労試験機付属のロードセル上にて196Nまでの種々の繰り返し荷重を負荷してキャリブレーションを行った。なお圧力センサーとロードセルの出力は,動物実験を考慮してテレメーターシステムを用い無線計測した。得られたデータはパーソナルコンピュータ(Power Book 5300C/100, Apple Computer)にて多用途生体情報解析プログラムを用い測定および解析した。 動物実験;体重10〜12kgの日本猿(オス)を用い,全身麻酔下にて下顎頭前上方部に圧力センサーを埋入した。そして、硬食物(サツマイモ)咀嚼運動中での圧力センサー出力を記録し最大荷重と咀嚼周期の変化を測定した。
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