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1995 年度 実績報告書

キャピラリー電気泳動とPCRを組み合わせた遺伝子診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07672326
研究種目

一般研究(C)

研究機関昭和大学

研究代表者

荒川 秀俊  昭和大学, 薬学部, 助教授 (70129807)

研究分担者 前田 昌子  昭和大学, 薬学部, 教授 (00053869)
キーワードキャピラリー電気泳動 / 遺伝子診断 / PCR / 2本鎖DNA / 一本鎖DNA高次構造多型
研究概要

我々は現在までに以下の点について明らかにした。ポリマー溶液及びキャピラリーゲル電気泳動による二本鎖DNA(72〜1300bp)及びPCR生成物(70〜500bp相当)の分離系を確立した、これにより二本鎖DNAをわずか数塩基の違いで分離することができ、PCR生成物も精製することなく直接分析することが可能になった。さらに高感度検出を可能とするためレーザー蛍光検出について検討し、DNAの発蛍光性インターカレション試薬(アルゴンイオンレーザー用)の検索)12種について検討し、吸光度検出より100倍高感度にDNAを検出することを可能にした。これら至適条件を下にポリマー溶液及びキャピラリーゲル電気泳動によるフェニルケトン尿症及び中鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症のAllele Specific Polymerase chain reaction並びにPCR-Restriction fragment length polymorphismの分析を行った。これにより乾燥ろ紙血液3mm径デイスク3枚(全血10μlに相当)を用いて遺伝子診断を行うことが可能になった。今後は遺伝子中の一塩基変異を効率よく検出する一本鎖DNAの高次構造多型(SSCP)の分析について検討する。この研究では、ヒト遺伝子からの検出を可能にするためレーザー(He-Ne)励起蛍光検出ならびに化学発光による高感度化、多重分析を可能にするためのマルチキャピラリー(20本のキャピラリーを用いて20検体を同時分析)による方法を検討する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 荒川秀俊: "キャピラリー電気泳動によるPCR生成物の解析" 生物物理化学. 39. 355-361 (1995)

  • [文献書誌] 荒川秀俊: "Analysis of single strand conformation polymorphism by capillary electrophoresis" Journal of Chromatography A. 722. 359-368 (19965)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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