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1997 年度 実績報告書

看護学・教育-学習方法評価法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07672540
研究機関久留米大学

研究代表者

河合 千恵子  久留米大学, 医学部, 教授 (80091114)

研究分担者 波多野 浩道  久留米大学, 医学部, 助教授 (50164851)
山下 文雄  久留米大学, 医学部, 教授 (20080723)
キーワード看護学 / 教育方法 / 教育評価 / 模擬患者 / 小集団
研究概要

1.小集団課題解決学習-学習行動観察による評価:基礎看護学技術教育方法では、学生が主体的に看護者としての行動を自ら形成していくことをねらい、プログラム学習を導入している。方法としては、技術の学習プロセスをワークシートで提示し、学生は4名のグループでワークシートに沿って学習を進める。今回、「寝衣交換」の技術の学習場面を8mm液晶ビデオによる撮影記録から学生の学習行動のプロセスを分析した。行動の分析は、課題達成に要した時間、動作回数、順序性・会話時間、資料を見る時間、さらにそれに加え、ワークシートに記述した学習内容の得点化した。対象は看護学科1年生111名、1グループ4名編成の28グループの中から無作為に抽出した4グループ(A,B,C,D)、16名である。結果、達成時間、順序性、記述内容の得点、メンバー間の役割、その他からみてグループにより違いがみられた。それらからプログラムの設計、全体像の説明、ワークシート作成上、教員のかかわり等多くの知見が得られた。
2.学習段階による模擬患者の条件設定:模擬患者の授業への導入は1年次の「コミュニケーション」は今年で3回目になる。今年度、新たに1年次の「看護過程」の展開および2年次の「基礎看護学実習の事前学習」の授業に試みた。従来、教育上の問題点として、学内での学習と実習上とのずれをどこまで学内で準備ができるかということが指摘されていた。そこで、過去2年間の評価から1年次の「看護過程」ではケアの必要性が見えやすい状態のSPを設定し、2年次の実習の事前学習には、日常生活への援助ができるという学習目標から、ベッド上での生活を送っている状態に設定して行った。結果は、よく用いられるpaper patientとは異なり、現場により近い状態の中でSPの利点が生かされ効果的であった。実習が3月13日終了したため詳細は分析中である.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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