研究概要 |
本研究の目的は、ウォーキングイベント開催市町村の地域住民及び非開催地域住民を対象に、地域産業の活性化、地域住民への教育、街の環境整備や施設づくり、住民同士のコミュニケーションに関す質問紙調査を行い、ウォーキングイベントの開催地と非開催地の違いによる住民へのこれらの効果を明らかにするものである。さらに、イベント開催回数による効果の違いをみることにより、生涯スポーツイベントの長期的な効果の違いについても明らかにしようとするものであった。 平成7年度の研究の経過は以下の通りである。 1.生涯スポーツイベントの特にウォーキングイベントの効果に関する文献研究を行うために、国内外の文献を収集し、整理・検討を行い、研究の枠組みを決定した。 2.全国の代表的なウォーキングイベントの資料を収集し、適切な研究対象候補地を選択した。研究対象地域を決定するために候補地(福岡市海の中道ウォークラリー,島原半島ツ-デ-マ-チ,東松山スリーデ-マ-チ,加古川ツ-デ-マ-チ)の実踏調査を行った。この実踏調査では、イベントのこれまでの開催回数、参加人数、地域の特性、関連する活動等について、開催者に対して面接及び質問紙調査を行った。また、関連資料を収集して調査対象地域として適切であるかを判断する参考とした。 3.研究のために妥当と思われる対象者の年齢層に応じた対象者数及び調査期間を決定し,候補に上がったウォーキングイベント開催地域の主催者に調査協力依頼をして、詳細な打ち合わせを行った。 中間報告を参考にして本調査のための予備質問紙を作成し、予備調査を大学生を対象に行った。 これまでは、当初に計画した研究目的、計画及び方法通り進んでいる。
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