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1997 年度 実績報告書

国際化とスポーツ政策

研究課題

研究課題/領域番号 07680103
研究機関一橋大学

研究代表者

関 春南  一橋大学, 社会学部, 教授 (30017537)

研究分担者 上野 卓郎  一橋大学, 社会学部, 教授 (30120801)
内海 和雄  一橋大学, 社会学部, 教授 (00092619)
高津 勝  一橋大学, 社会学部, 教授 (30034838)
藤田 和也  一橋大学, 社会学部, 教授 (80017673)
早川 武彦  一橋大学, 商学部, 教授 (90114959)
キーワード国際スポーツ仲裁裁判所 / 国際機構ネットワーク
研究概要

本年度は、前年度までになしえなかった国際組織や地域セクションの法令、財政、組織などについて、インターネットやCD-ROMなどを通して収集をおこなった。特に、国際パラリンピック(IPC)や国際スポーツ仲裁裁判所に関するデータ入手により各国のスポーツ政策がこれらとどのような関わりをもっているか、その分析が可能となった。また、広がりつつある国際スポーツ科学・学会ネットワークの実態を把握することができた。それによれば北米を中心に組織化が進んでおり、ネットワークへの関心が高く、肥大化傾向にある。それ故ボランティアによる管理上の負担が増大し、スポーツ政策的な観点からの態勢づくりや財政的な援助が求められている点が明らかとなった。
本年度は、研究の最終年であり、これまで収集し得た国際スポーツ機構・組織のネットワークに関わる資料的な整理及びそれらと各国スポーツ政策との関わりを春、秋の研究合宿において集中的に行った。そこでの検討作業において明らかになった点は、国際スポーツ機構や組織のネットワークに対する各国スポーツ政策の関与と貢献の実態が多様化しており、さらなる詳細な検討を要することであたった。またスポーツが国際化しネットワーク化が進むにつれ、選手とスポーツ組織の関係において金銭問題や参加資格問題などが人権問題に発展する傾向にあり、新たな問題として浮上してきており、これらの問題全体を視野に入れた検討が今後ますます必要であることが判明した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 早川武彦: "国際スポーツ組織のネットワーク" 一橋大学スポーツ科学研究室研究年報. 3-6 (1997)

  • [文献書誌] 高津 勝: "連合国の対ドイツ・スポーツ政策の形成" 一橋大学研究年報『人文科学研究』. 34. 3-147 (1997)

  • [文献書誌] 内海和雄: "イギリススポーツ政策研究(2)" 一橋大学研究年報『人文科学研究』. 34. 149-239 (1997)

  • [文献書誌] 上野卓郎: "スポーツ研究とグローバリゼーション" 一橋大学スポーツ科学研究室研究年報. 7-13 (1997)

  • [文献書誌] 藤田和也: "養護教論と学校カウンセリング" 教育. 47・2. 69-79 (1997)

  • [文献書誌] 尾崎正峰: "この国のスポーツのかたち" 月刊社会教育. 41・10. 6-13 (1997)

  • [文献書誌] 早川武彦: "地球時代のスポーツと人間" 創文企画, 356 (1995)

  • [文献書誌] 関 春南: "戦後日本のスポーツ政策-その構造と展開" 大修館書店, 600 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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