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1995 年度 実績報告書

障害児への動作法的発想による体育指導

研究課題

研究課題/領域番号 07680139
研究種目

一般研究(C)

研究機関順天堂大学

研究代表者

飯島 正博  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 講師 (20202814)

研究分担者 星野 公夫  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00138356)
キーワードダウン症 / 跳躍運動 / パフォーマンス / 姿勢 / フォーム / 動作・運動分析 / 動作法 / 踏み
研究概要

初年度(H7年度)の研究計画に従って、ダウン症児の運動上の特徴,問題点を把握する目的で、足・脚を中心とした跳躍運動に限定して、片足立ち、垂直跳び、立ち幅跳びのパフォーマンス(時間か距離)と立位姿勢、それぞれの運動時の全身フォームをビデオカメラで計測した。さらに、今回購入したCCDカメラによって足先の動きが計測されていた。
対象となったダウン症児は、現在のところ男児11名と女児15名の計26名(4歳から10歳まで、平均6.8歳)であった。その内、立位不安定、課題理解・実施不十分な者6名が対象から外された。対象は今後さらに追加する予定である。パフォーマンスと運動上のフォームや動きの動作・運動分析の結果から、1)片足立ちの保持時間が右脚軸で平均3.01秒(SD=2.7)、左脚軸で平均3.19秒(SD=2.3)と両足とも短い。2)垂直跳びの距離が平均10.45cm(SD=25.1)と短い。3)立ち幅跳びが平均54.02cm(SD=25.1)と短い。また、4)正面、側面からの立位姿勢や片足立ち姿勢で歪みが見られる。5)垂直・立ち幅跳びにおいてフォームが悪く、力の伝わり方が効率的でない。6)足先で踏み切る動作が不十分であることなどがわかった。そこて、ダウン症児の足・脚の運動の問題点を検討したところ、跳ぶ際体の伸び動作が不十分、足先の踏み切る動作が不十分なためであると結果から過程し、動作法の発想に基づいた準備・補強運動の指導プログラムを計画し、数例のダウン症児に適用してその効果を検証し始めた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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