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1996 年度 研究成果報告書概要

アクセシビリティを考慮したQOLの評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680167
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関愛媛大学

研究代表者

藤目 節夫  愛媛大学, 法文学部, 教授 (80036384)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワードQOL / アクセシビリティ / メンタルマップ / 愛媛県
研究概要

本研究は、ある特定地域の生活の質(Quality of life,QOL)を評価する場合には,当該地域のみならず隣接する地域のQOLを構成する指標をも考慮する必要があるとの基本的認識から、近接性を考慮したQOLを評価する方法を提案し,これを愛媛県70市町村に適用し、近接性を考慮した場合と考慮しない場合のQOLを求めた。さらに、70市町村の居住選好順位のデータから居住選好度を求め、2種類のQOLとの対応関係を考察した。
その結果、近接性を考慮した場合のQOLのパターンは、考慮しない場合のそれとはかなり異なること、特に松山市などの中心都市周辺地域でのQOLの評価の向上が顕著であることが明らか、となった。さらに、近接性を考慮したQOLは、考慮しない場合と比較して居住選好度との相関が飛躍的に向上することが判明した。この結果は、個人はQOLを評価する場合には当該地域のみならず隣接する地域のQOLを構成する指標をも考慮していることを示唆していると考えられる。それゆえ、現代における自家用車の普及、それに伴う個人の移動性の向上を考えると、QOLを評価する対象地域が相互に隣接している場合には、QOLの評価に近接性を考慮する必要性があることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤目節夫: "近接性を考慮したQOLの評価" 地理学評論. 70. (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Setsuo FUJIME: "The evaluation of quality of life with special reference to accessibility" GEOGRAPHICAL REVIEW OF JAPAN April. Vol.70 (Ser.A) No.4. (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1999-03-09  

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