研究課題/領域番号 |
07680221
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松田 稔樹 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60173845)
|
研究分担者 |
濱野 隆 東京工業大学, 工学部, 助手 (00262288)
楠見 孝 東京工業大学, 工学部, 助教授 (70195444)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
中川 正宣 東京工業大学, 工学部, 教授 (40155685)
牟田 博光 東京工業大学, 工学部, 教授 (70090925)
|
キーワード | 教授活動モデル / 授業設計能力 / 教員養成 / 訓練システム / 授業研究 / 意思決定 / 数学教育 / 理科教育 |
研究概要 |
本研究では、これまでに設計・試作してきた「授業設計過程評価システム」を活用して、以下のことを行う。 (1).教職課程の履修状況に対応して異なる授業設計能力を持つと予想される被験者を対象に、「授業設計過程評価システム」を利用して授業設計させる。その作業データを分析し、授業設計能力の評価観点や、能力発達過程を解明する。 (2).上の成果に基づき、本システム上で作業を行うユーザの授業設計能力を評価する方法を検討する。 (3).上の成果を活かして、授業設計訓練システムを試作し、訓練の効果を測定してシステムを評価する。 (4).現在のシステムは数学を対象としているが、物理、化学の「気体の性質」「熱力学」の分野を対象に、同様のシステムを開発し、評価を行う。 今年度は、初年度であり、まず、1)の方法に代えて、大量のデータを収集するために、コンピュータ上での作業を紙の上でシミュレーション的に実施する方法を検討し、それによって、授業を履修している学生に授業設計を行わせた。収集したデータに基づき、さまざまな授業のタイプ、情報の関連づけの特徴を抽出し、完成した指導案との関連により、授業設計能力を評価する視点を考察した。 また、上の作業に先立ち、4)と関連して、物理、化学の「気体の性質」「熱力学」の分野の教科書データを入力し、理科の学生にも同様の方法で授業設計作業を行わせ、理科用の授業設計訓練システムの開発を進める基礎資料を収集した。 年度内にデータを分析し、能力評価の方法と、助言の方法を検討し、来年度はシステム開発に取り組む。
|