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1995 年度 実績報告書

児童・生徒の情報処理過程に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680223
研究種目

一般研究(C)

研究機関上越教育大学

研究代表者

中野 靖夫  上越教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (60042686)

キーワード情報教育 / 小学校 / 中学校 / コンピュータ / 学習過程
研究概要

小学校にもコンピュータの設置が開始され、さなざまな活用・実践が行なわれている。児童の情報活用能力やシステムの対話状況を明らかにすることは当面の課題と考える。本年度は小学生の情報処理過程に関する研究を進めた。
まず、5年生に対し社会科の資料ファイルが記録されたグラフ作成ソフトを与え、オープンエンドとクローズエンドの課題を与えたときの2群の情報の探索とグラフの作成過程を明らかにした。前者は児童各自が興味のある情報を探索し、見やすいグラフを作成した。後者は指定された課題を解決するファイルを直ちに選択し、課題に対する情報を発生しやすいグラフを選択した。すなわち、操作過程の分析によって教師の意図する学習活動が行なわれていることが明らかとなった。
また、6年生に対しワードプロセッサの事前指導を行ない課題文を作成させたところ、音の入力はかなと漢字に分けて行なった。入力段階に発生したエピソードはキ-タッチミスや異なる音の入力・変換・決定段階に発生したエピソードは誤入力の変換、変換せずに決定であった。作成時間は809秒から4482秒であり、知的道具としての利用させるための教育体制や教育内容の編成が難しいということが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中野靖夫: "小学生の情報探索・グラフ作成過程" 日本教育工学会研究報告集. JET95-6. 51-58 (1995)

  • [文献書誌] 中野靖夫: "小学生の文書作成過程" 日本教育工学会研究報告集. JET96-2. 43-50 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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