研究課題/領域番号 |
07680232
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
米澤 宣義 工学院大学, 工学部, 助教授 (30100390)
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研究分担者 |
中村 直人 学芸大学, 教育学部, 講師 (20201676)
長嶋 祐二 工学院大学, 工学部, 助教授 (50138137)
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キーワード | CAI / 英会話学習 / 手話学習 / マルチメディア / 教育工学 / 福祉工学 / コミュニケーション / アニメーション |
研究概要 |
本研究は、バ-バルならびにノンバーバルコミュニケーションに関するマルチメディア支援型教育ソフトウェアの研究である。 バ-バル部における学習教育システムに関しては、ビジュアル・ゲーム性を主とした基本システムを構築するための要素技術と題材の研究・調査を行った。その結果、ハードウェアシステムはレーザディスクとDOS/Vマシンで構成し、題材は市販されている英会話教育用のオリジナル映像データをゲーム性を生かすように再構成して利用することにした。この際、ビジュアル・ゲーム性を生かしたストーリーを構成する方法と操作インターフェースが重要であり、この点に関する一つの手法を確立した。ハードウェア面ではシステム構成の完備、ソフトウェア面では題材の調査と決定ならびにビジュアル・ゲーム性を生かしたコミュニケーションを実現するストーリーおよび操作インターフェースの設計を行い、研究目的は達成された。 ノンバーバル部では、アニメーション生成を考慮し会話の状況に応じた記述を可能にしたNVS形態の基本モデルを提案した。さらに、評価用アニメーションを研究者、視覚障害者、手話通訳者、手話学習希望者に使用してもらい障害者の立場に立ったシステムの目指すべき方向を調査分析した。同時に、学習に必要なコーパスの収集を保有するカメラと光ディスクにより約300単語収集を行った。また、言語学的および教育工学、福祉工学の視点から、手話学習システムの構築方法について検討した。提案したNVS形態基本モデルによりアニメーション生成が可能であることを確認し、実時間での会話生成にめどをつけた。また、評価実験からアニメーションなどの学習教材提示には、より高精細な画面によりビジュアル性を高める必要性がわかった。
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