• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

個性的な問題解決活動を支援するためのコンピュータ利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680241
研究機関聖徳大学短期大学部

研究代表者

土橋 永一  聖徳大学短期大学部, 助教授 (10237175)

キーワード問題解決活動 / コンピュータ利用教育 / 情報教育 / 個性化教育 / Logo / マイクロワールド / 総合的学習 / 教育関係
研究概要

児童・生徒のプログラミング活動の観察を通して、マルチメディア環境でどのような問題解決活動が行われるか考察した。その結果、次のような知見を得た。
1.マルチメディアデータの活用によって、児童・生徒の問題解決活動と現実の世界との結びつきが強くなる。具体的には、
(1)画面からのアフォーダンスが豊かになり、新たな活動が展開するきっかけになりやすい。
(2)画面からのアフォーダンスによりプログラム作成上の問題が生まれ、デバグ等の活動に結びつく。
(3)こうした活動の体験が、現実の世界への問題意識へと結びつくことがある。
2.児童・生徒の活動に大きな影響を与えている画面からのアフオーダンスについて、その作用の仕方から次のように分類してみた。
(1)物理的なアフォーダンス…空間の特性、位置関係、物や場の性質等
(2)社会的なアフォーダンス…常識に関すること、規則に関すること
こうしたアフォーダンスは、児童・生徒の活動を広げる働きとともに活動を規制する働きもしている。
3.個性的な問題解決活動を支援する具体的な方策として、次のようなことが考えられる。
(1)活動の場となるマイクロワールドを提供する。そこで現実の世界に結びついた問題が生まれる。
(2)マルチメディア素材の提供等を通して、児童・生徒の活動に関わる。
(3)一緒に問題解決活動の場に居る。そのことで、児童・生徒からの教育関係構築の場が生まれる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 土橋永一: "子供のプログラミング活動を支える素材の開発" 日本教材学会年報. 第8巻. 179-180 (1997)

  • [文献書誌] 土橋永一: "子供のプログラミング活動における背景に関する研究" 日本科学教育学会第21回年会論文集. 145-146 (1997)

  • [文献書誌] 土橋永一: "日本語プログラミング言語の活用に関する研究" 日本教育工学関連学協会連合全国大会研究収録. (1997)

  • [文献書誌] 土橋永一: "Logoと構成主義" 聖徳大学紀要 短期大学部. 第30号. 77-82 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi