本年度は全研究計画のうちの前提となる和歌山県の中学、高校生へのフィールド調査と北海道、東京をはじめとする全国におけるインターネットを利用した新しい通信利用の学校情報教育の試みについて調査した。あわせて、中学高校生への情報認知診断ソフトウェアの開発に着手し、現在鋭意開発中である。教育を教授戦略、教材知識学習者モデルの3つの部分に分け、各部分をソフトウェア化するための基礎的分析に関して現在論文を投稿中でありまた、研究発表の準備も進めている。全体構想の実現のためには、さらに次年度の成果を挙げる必要があるが、平成7年2月には電気学会論文誌に論文を出しており、今後さらなる研究の進展をめざしている。
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