和歌山県の全公立中学校の技術科情報基礎担当教師を対象に、中学校の教育現場における情報基礎の授業実施の実情と生徒の反応に対するアンケート調査を実施し、教育内容と授業レベルの設定水準の標準モデルを設定した。この標準モデルを基に、これを教授するための、教授戦略システム、教材知識データベース、学習者モデルの分類と定式化をした。(文献1及び文献2)。そして、これらを有機的に働かせるためのオーサリングシステムを開発し、これに基づいた「情報基礎教育CAIソフトウェア」を開発した。そして、このシステムを中学1年生から、高校3年生までの多くの学齢の生徒に使用させ、その到達度、使い勝手の良さ、改善すべき問題点について、アチ-ブメントテストとアンケート調査を実施して分析中である。おおむね、学年の進行とともに、生徒の理解度は、増すがどの学年でどの内容まで教えられるかの標準理解力モデルは、現在作成中である。
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