研究概要 |
和歌山県の全公立中学校の技術科情報基礎担当教師を対象に,中学校の教育現場における授業実施の実情と生徒の反応に対するアンケート調査とアチ-ブメントテストを実施し,情報基礎教育の実態を分析し,生徒の到達度と教育の実態に関する標準化.モデル化を実施した(研究発表文献「学会誌等」(1),(2),(3),(4)参照)。そしてこの標準モデルを基に,より効果的な教授のための,教授戦略システム,教材知識データベース,学習者モデルの分類と定式化を行った(研究発表文献「学会誌等」(5)参照)。そして、これらを有機的に機能させるためのオーサリングシステムを開発し,これに基づいた「情報基礎教育用CAIソフトウェア」を試作し,このシステムを中学1年生から高校3年生,そして大学生にも使用させその到達度を比較し、また使い勝手について改良を加え、アチ-ブメントテストとアンケート調査を実施して分析中である。これらの分析の過程で、その基礎となる教授戦略について系統化し,オントロジーの立場から見た教授戦略について系統的分析を行った(研究発表文献「学会誌等」(6)参照)。なお,これら以外についても鋭意研究分析中である。
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