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1996 年度 実績報告書

大学における教育の改善に関する基礎的・実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680286
研究機関長崎大学

研究代表者

橋本 健夫  長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)

研究分担者 竹野下 寛  長崎大学, 教育学部, 教授 (70081304)
鈴木 慶子  長崎大学, 教育学部, 講師 (40264189)
福田 正弘  長崎大学, 教育学部, 助教授 (60149929)
赤崎 眞弓  長崎大学, 教育学部, 助教授 (40123856)
川上 昭吾  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
キーワード大学改革 / 大学教育 / 授業改善 / 授業評価 / 大学教員研修 / 授業研究
研究概要

昨年度は、学生と教員との意識のずれに焦点を当て、全学部の教員と学生を対象とした意識調査を行った。その結果、学生の自己診断と教員が行う評価との間にはかなりの差がみられることがわかった。特に、自主性や熱中度などの数項目については学生よりも教員の方が厳しい評価を持っていることが明らかになった。また、学生の教員に対する要望も多くあることも示された。これらの結果をもとに、他学部の協力員との話し合いの場を持ち、その原因の追及や改善方法について検討を加えた。
この成果を生かすために本年度は、大学の授業のあり方や研究指導の方法など具体的な授業改善についての研究を進めた。本年度の研究の成果を箇条書きにして次に示す。
1.昨年度に引き継いで他学部の協力員を求め、研究母体をより大きくして現在の大学教育の課題についての検討を加えた。その結果、受講者つまり学生の動機付けを優先させなければならないことで一致した。
2.上記の1.を達成するために、学生による授業評価を行った。この際,どのような評価内容にすべきか、また、どのような形式にすべきかの検討も加えた。
3.授業評価だけに頼るのではなく、各教科で重点的に育成すべき能力について検討を加え、その育成方法を考察するとともに実際の授業に組み込み学生の評価を待った。
4.大学の授業改善のためには、授業研究を深める必要があるとの判断で一致した。そして、各研究員の授業を公開することを前提にした公開方法やその視点などについて、実際の授業をもとに検討を加えた。
5.大学教育の改善にあたっては、大学教員が常に自己の教授・研究資質の向上を図ることが必要であることで一致し、そのシステムの構築や内容・方法についての調査を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 橋本健夫,他1名: "教材開発能力を開発する訓練プログラムの作成" カリキュラム改革調査研究報告書(九州地区教育実践研究指導センター協議会). 25-40 (1997)

  • [文献書誌] 橋本健夫,他2名: "楽しい理科授業への模索(VIII)" 長崎大学教育学部教科教育学研究報告. 27. 17-34 (1996)

  • [文献書誌] 福田正弘: "社会科におけるマルチメディア活用の意義" 長崎大学教育学部教科教育学研究報告. 27. 1-10 (1996)

  • [文献書誌] 鈴木慶子: "国語科書写授業及びカリキュラム改革のための学部と附属との共同研究" 日本教育大学協会全国書道教育部門会紀要. 2. 22-45 (1996)

  • [文献書誌] 鈴木慶子: "主体的に学ぶことをめざした書道授業の一試行 -平成6年度開講「書道概論」の場合-" 全国書写書道教育学会紀要「書写書道教育」. 10. 82-92 (1996)

  • [文献書誌] 赤崎眞弓: "環境に関する教育学部学生の意識と行動についての調査研究" 長崎大学教育学部教科教育学研究報告. 27. 63-79 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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