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1997 年度 実績報告書

対話的アルゴリズムに関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680339
研究機関東京農工大学

研究代表者

中森 眞理雄  東京農工大学, 工学部, 教授 (00111633)

研究分担者 植村 俊亮  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00203480)
岩澤 京子  東京農工大学, 工学部, 講師 (80251578)
キーワード対話的アルゴリズム / スケジューリング / 問題解決
研究概要

世の中には、アルゴリズムが存在しない問題や、実用的アルゴリズムか困難な問題が多い。そのような問題を、人間の助けを借りて対話的に解く方法を対話的アルゴリズムという。
本研究では、オペレーションズリサーチの典型的な問題で、最適解を求めるのが困難な問題の代表であるスケジューリング問題の対話的アルゴリズムを研究した。スケジューリング問題では、多数の作業の間に、一部は前後の順序が定められ、一部は排他的関係にある(同時実行が不可能である)とき、それらの作業を順序づける問題である。この問題は、可能な組み合わせの指数関数的であり、実用的なアルゴリズムが知られていない。
本研究では、推測統計学における検定・推定の理論を応用して、最適解の良さを確率的に推定する方法を導いた。この方法を、従来の探索型アルゴリズムと組み合わせることにより、実用的アルゴリズムを得る見通しが得られた。
また、スケジューリング問題を双線形計画問題として記述することにより、問題の複雑さを評価する方法を提案した。
さらに、集積回路の設計や鉄道のダイヤ編成などの組み合わせ的最適化問題を解く実用的アルゴリズムを研究するための知見を得た。また、プログラムの並列性の検出のための一層強力なアルゴリズムへの展望を得た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 関下 浩正: "WWW上におけるアルゴリズムアニメーションシステムの構築" 情報処理学会 研究報告. AL・61. 63-70 (1998)

  • [文献書誌] 岩澤 京子: "Automatic Parallelization Method of Loops by Conditional Region Analysis" Proc.ISTED. (印刷中). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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