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1995 年度 実績報告書

粗粒度投機的並列処理システム

研究課題

研究課題/領域番号 07680367
研究機関琉球大学

研究代表者

喜屋武 盛基  琉球大学, 工学部, 教授 (90044990)

研究分担者 名嘉村 盛和  琉球大学, 工学部, 助教授 (80237437)
新城 靖  琉球大学, 工学部, 助手 (00253948)
翁長 健治  琉球大学, 工学部, 教授 (90029869)
キーワード計算機科学 / 投機的処理 / 並列処理 / オペレーティング・システム / ファイル・システム / 名前空間 / make
研究概要

投機的処理とは、将来利用されるか利用されないか確定される前に実行を開始する処理である。本研究では、プロセスやファイルを粒度とする投機的処理を支援するオペレーティング・システムを設計し、実現方法を示した。そのオペレーティング・システムの特徴は、「世界」と呼ばれる抽象を提供する点にある。世界は、プロセスやファイルを入れる箱である。世界の間には、親子関係があり、システム全体では、複数の世界が1つの根を持つDAGを構成する。子世界は、自分の世界にあるものを除き、親世界の内容(プロセスとファイル)を引き継ぐ。本研究では、世界という抽象を用いて投機的処理を行う方法を示した。投機的処理は、子世界で実行される。投機的処理の結果が必要であることがわかると、その投機的処理に対応した子世界は、親世界に融合され、子世界の内容が瞬時に親世界で利用可能になる。投機的処理の結果が利用されないことがわかると、その投機的処理に対応した子世界は、削除され、子世界の内容も削除される。
本研究では、世界という抽象を提供するオペレーティング・システムの構成を明らかにした。その中心は、世界サーバとファイル・サーバにある。世界サーバは、世界のDAGを管理する。ファイル・サーバは、世界とファイル名を引数としてファイル・オブジェクトを指定することを可能にする。
本研究では、応用プログラムの例としてUNIXのmakeユ-ティリティを取り上げ、投機的処理を行うアプリケーションの実現方法を示した。その特徴は、投機的に更新するファイルごとに世界を作ること、および、イベント駆動形式によりプログラムが構成されている点にある。今後の課題は、提案方式に基づきシステムを完成させ性能を評価することである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 溝淵,新城,喜屋武,他: "投機的処理を支援するオペレーティング・システムにおける世界とプロセスの操作" 情報処理学会研究会報告 OS-69-18. 95-69. 103-108 (1995)

  • [文献書誌] 根路銘,新城,喜屋武,他: "世界のDAGを利用した投機的makeの実現" 情報処理学会研究会報告 95-OS-70-4. 95-70. 25-32 (1995)

  • [文献書誌] 當眞,新城,喜屋武,他: "粗粒度投機的処理を支援するオペレーティング・システムにおけるファイル・システム" 情報処理学会研究会報告 95-OS-70-3. 95-70. 17-24 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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