本研究においては「知的プログラミング指導システム」の開発を目指して以下のテーマの元に研究開発を行った: ・プラン指向エディタの開発 ・プラン指向エディタに基づくプログラム診断 ・事例に基づいたプログラミングプロセスの指導 ・意志決定支援ツールIBISを用いたプログラミングプロセスの記述 ・インターネットを利用したプログラミング診断システム ・プログラムの良形度の診断システム これにより以下の点が明らかとなった。 ・プログラム指導のためにはプランは有効な手段である。但しプランライブラリ(診断のための知識ベース)の構築は難しいので、このための研究が今後必要となる。 ・プログラミングを指導するためにはプロセスを理解し、プロセスをガイドする事が是非とも必要となる。IBISはそのための有効な手段であるので、今後更なる記述実験、利用実験が必要となる。 ・コンピュータシステムの分散化に伴い、この様な診断システムも分散化の必要性が高まっている。WWWは有効なインフラであるが、ITSを目指す立場からは改善の必要な部分も多々見つかった。
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