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1996 年度 研究成果報告書概要

オントロジーとメタレベル戦略によるエンタープライズモデリング

研究課題

研究課題/領域番号 07680458
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学
研究機関静岡大学

研究代表者

山口 高平  静岡大学, 情報学部, 助教授 (20174617)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワードオントロジー / ソフトウェアプロセス / エンタープライズモデル / Prolog
研究概要

具体的な企業(エンタープライズ)としてシステム(ソフトウェア)ハウスを選定し,ソフトウェア開発活動をモデル化することに焦点を当て,オントロジーとメタレベル戦略によるエンタープライズモデリングに関する研究を遂行した.オントロジー(企業モデルを構成するプリミティブ群とその体系化)については,ソフトウェア開発活動を表現するためのプロセススキーマと,プロセスの操作対象物を表現するためのオブジェクトスキーマを定義した.その後,ソフトウェア開発活動の体系化であるプロセスオントロジーについては,スキーマ属性間の関係により上位階層,スキーマ属性値により下位階層を構築する方法論を考察し,プロセスの操作対象物の体系化であるオブジェクトオントロジーについては,オブジェクトの構成要素に沿って上位階層,多重継承により具体的な操作対象物を葉節点として位置づける事により下位階層を構築する方法論を考察した.さらに,一般的なソフトウェアの開発手順とリアルタイムシステムの開発手順に関する資料を収集した後,プロセスオントロジー(約250プロセス)とオブジェクトオントロジー(約450オブジェクト)を構成した.また,これらの2種類のオントロジーを利用し,生成検査法に基づき,ユーザとインタラクションをとりながら,あるプロダクトから別のプロダクトを開発する手順の候補を自動的に作成するシステムを設計した.最終的に,前年度の設計に基づいて,Prolog言語により,知識ベースを記述するとともに,システムを実装した後に,あるプロダクト(例えば基本設計仕様書)から別のプロダクト(例えば詳細設計仕様書)を開発するための手順を尋ねると,上記の2種類のオントロジーを利用して,具体的な開発手順をユーザに提示する実験を行った.その結果,ほぼ妥当な開発手順が提示され,当初の研究目的を達成する事ができた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山口高平: "ビジネスモデリング" 計測自動制御学会誌. 35. 901-901 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] K. Mori, T. Shiozawa and T. Yamaguchi: "A Process-Centehod Softwane Engineering Environment Using Process and Object Ontologres" Proc. 2nd Joint Conf. on Knowledge-Based Softwave Engineering. 1. 226-229 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Yamaguchi: "Business Modeling" Journal of The Society of Instrument and Control Engineers. 35. 901 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] K.Mori, T.Shiozawa and T.Yamaguchi: "A Process Centered Software Engineering Environment Using Process and Objest Ontologies" Proc.of 2nd Joint Conference on Knowledge-Based Software Engineering. 1. 226-229 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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