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1996 年度 実績報告書

従業員満足因子の抽出とそれに基づくアメニティ投資の効率化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680474
研究機関東京理科大学

研究代表者

秋庭 雅夫  東京理科大学, 経営学部, 教授 (80016641)

キーワード従業員満足因子 / アメニティ施策 / 従業員属性 / 投資効率
研究概要

従業員満足因子を抽出するために,日立電線株式会社日高工場,積水化学工業株式会社武蔵工場,武蔵加工株式会社及び積水高分子加工株式会社の従業員に対し,期待項目の調査(第1回調査)並びにそれぞれの期待項目の期待程度の調査(第2回調査)を行なった。その調査資料から従業員満足因子を抽出した。その結果,安全性,ゆとり感,達成感,便利性,快適性,充実感という従業員満足因子が得られた。これらの従業員満足因子の中から期待の重点となっているいくつかの因子を求め,それらの因子に関連の大きい期待項目を取り出した。これらの期待項目に対してアメニティ施策を設けた場合の投資効率化の方式を提案した。
また,それぞれの期待項目の期待程度を用いて,重点となる期待項目を求める方法についても検討し,企業別,職場別,性別,年令別など従業員の属性を比較して,それら属性間に期待程度の相違が認められるかを分析した。その結果,それぞれの属性間で期待項目に関し共通の項目と属性に特有の項目を求めた。また,期待程度に差が認められる場合についても同様の方式を提起した。その結果をアメニティ施策の設定に当たって活用することにより,効果的な施策選定ができる。
この研究結果に基づき,日立電線株式会社日高工場では従業員満足因子とともに顧客満足因子,社会満足因子,工場満足因子という考え方により,それぞれの因子を設定してこれら満足因子間の定量的な関連を設定し,投資額の配分を決める方式を提案し実践している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 秋庭雅夫: "顧客満足への貢献値の対所要コスト比率を用いた機能向上施策の選択方法" 日本品質管理学会誌品質. 27・2(掲載確定). (1997)

  • [文献書誌] 秋庭雅夫: "TPマネジメント技術・事例集6" 日本能率協会, 140 (1996)

  • [文献書誌] 秋庭雅夫: "Total Productivity" Productivity Europe(英国), 281 (1995)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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