平成7年4月に、ディスクトロン型静電加速器(出力1MV)を導入して、オーバーホール整備の後、高電圧発生に成功している。 電子ビームを発生させるために、光電効果型の電子銃を開発した。エキシマレーザ(KrF)を設置して、ガス配管等を行なって、8月にはエキシマレーザの安定運転に成功した。 10月には、エキシマレーザ光をディスクトロン型静電加速器内の陰極に照射し、光電子を発生して、高エネルギー電子ビームの引出しに成功した。 以降3月までの間に、電子ビームの位置制御、収束実験を行ない、並行して、回折格子を設計、製作した。平成8年4月からは、本格的なスミス・パーセル型自由電子レーザの実験に着手する。
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