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1997 年度 実績報告書

海洋付着生物コケムシ類の調査と有用な生理活性物質の探索

研究課題

研究課題/領域番号 07680638
研究機関神奈川大学

研究代表者

釜野 徳明  神奈川大学, 理学部, 教授 (90221192)

キーワード海洋付着生物 / コケムシ / Bugula neritina / Amathia convoluta / 生理活性物質 / 抗腫瘍性物質 / 単離・構造決定
研究概要

海洋生物コケムシBryozoa類を調査し、その中に含まれる有用な生理活性物質を発見することを目的として研究を行い、次のような結果と新しい知見を得た。(1)日本沿岸のフサコケムシの調査を行い、岩手県でフサコケムシ、ホソフサコケムシ、アミコケムシ、チゴケムシおよびヒラハコケムシなどを採集し、細胞毒性試験を行った。特に神奈川県真鶴にて大量のフサコケムシ(130kg)を採集し、成分検討に入った。(2)中国沿岸についても、海南島のほか、三亜およびDaya Bayで採集、全量約1000kgを得、成分検索に入った。(3)以上の各フサコケムシについてエキスを作成し、ウニ受精卵々割阻害作用およびKB、PC-3、HeLa-S3、P388などに対する細胞毒性を検討した。いずれも有意な活性を示した。(4)米国フロリダ産コケムシの一種、Amathia convolutaから、新たにconvolutamine Gを単離・構造決定した。一方、これらのalkaloidsの生物活性試験を実施しており、さらに、convolutamine類の合成を行い、convolutamine Fの全合成を完成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 釜野 徳明: "アリゾナ砂漠植物の調査と初期の生物活性スクリーニング" 神奈川大学総合理学研究所年報‘96. 11-29 (1997)

  • [文献書誌] 釜野 徳明: "Effect of Antineoplastic Macrolide Bryostatin 10 on steroidogenesis in The Primary Culture Bovine Adrenocortical Cells" Jikei Medical Journal. 45(4)(in press). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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