天然型鉛リボザイム(酵素12mev+基質14mev)に関して、^1H-NMRピークの帰属を各種NMR法を適用し行なった。そしてフィンガープリント領域に関して完全な帰属を行なう事に成功した.その結果、活性部位に関する.原子レベルでの知見を得る事ができた. 又切断部位の残基を2^1-Oメチル化して、切断が生じない様にした基質アナログを用いて、鉛が構造に与える効果を調べた.その結果鉛結合部位を同定する事ができ、又構造変化は局所的なものである事もわかった。 目下鉛存在下におけるフィンガープリント領域の解析を進めている. 一方本研究遂行中偶然、新しい型の4重鎖構造を発見し、その立体構造を原子レベルで決定する事にも成功した。
|