研究課題/領域番号 |
07680714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
桑田 一夫 岐阜大学, 医学部, 助教授 (00170142)
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研究分担者 |
中村 浩二 岐阜大学, 医学部, 助手 (70242724)
恵良 聖一 岐阜大学, 医学部, 教授 (30152002)
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キーワード | MRI / MTC / 脳機能 / EPI / 認知 |
研究概要 |
臨床用MRIを用い、蛋白質(アルブミン)ゲル及び脳腫瘍を使用し、過渡的な磁化移動現象の実験及び解析を行った。その結果、Bryantらが提唱した時間依存変形ブロッホ形式の定常解でうまく説明出来ることが分かった。またこの際T_1 discriminationの効果が大きくコントラストに寄与することが見出された。同時に、Pulsed MTCに用いられるパルスの条件(撮像パラメーター)を最適化した。オフレゾナンス強度分散曲線から、非線型最適化を行い、必要なパラメーターを自動的に算出するプログラムをFortranで作成した。現在、脳腫瘍等の特異的検出に応用可能かどうか、データを収集しているところである。 一方、臨床用MRIを用い、被験者に対して以下のような生理学的検査を行いながら、脳機能検出イメージング(fMRI)(Echo Planar Imagingによる)を行った。(1)引き算。(2)ステレオ・ドットグラムの立体視。(3)線分の角度依存性。(4)星型の認識。(5)文章認識。(6)漢字とカナの認識。(7)フラクタル図形の認識等を既に行った。刺激onとoffでt検定を行い、このうちで比較的優位な差が出たのは(1)、(2)、(5)であった。その他、心理学的検査で使用できるものを出来る限り、全てスクリーニングしている。Echo Planar Imagingの場合、Pulsed MTCの効果は少ないので、Gradient Echo系列を使用して、デザインされた形状パルスが、脳機能検出イメージングにどの程度、特異的なコントラストを与えるかを現在検討している。またC言語を使用し、独自のコントラスト計算方法を考案している。
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