前年度で行った、SBH(Sequencing by Hybridization)法による塩基配列決定法の小規模モデルの、改良法として以下の手法を試みた。 1)ニューラル・ネットワークによる生物学的機能と塩基配列の対応検索。結果:生物学的機能のデータベース不足のため、有意義な結果が出なかった。来年度も使用可能なデータベースを入手し、再試行を行う。 2)SBH法で連結しない部分塩基配列を、GA(Genetic Algorithms)法で、連結可能性を探索する方法を考案したが、現在その有効性を検討中である。 (小規模モデルの概要) イ)10-merの標的DNA。 ロ)3-mer64種の組み合わせ中、10種でハイブリダイズ。 ハ)約1000個で構成されたクローン・ライブラリー(10-merのクローン)。
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