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1996 年度 実績報告書

卵内微小管によるイモリ精子核の行動制御の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680802
研究機関山口大学

研究代表者

岩尾 康宏  山口大学, 理学部, 教授 (10144916)

キーワード受精 / イモリ / 精子星状体 / 微小管 / 多精受精 / アフリカツメガエル / 精子核 / Caイオン
研究概要

イモリは生理的多精受精をおこない、正常受精時に複数の精子が卵内に進入する。しかし、1つの精子核のみが卵核と融合して発生し、他の精子核は第一卵割前に退化する。今回の研究では、精子核の移動に役立っていると考えられる精子星状体(微小管)の形成の分子的調節機構を明らかにした。In vitroでの微小管重合を調べるため、ツメガエル末受精卵から細胞質分画を抽出して、重合用緩衝液中でイモリまたはツメガエルの除膜精子核と混合して、それぞれの精子中心体の微小管重合能を調べるアッセイを確立した。in vivoでの観察と比較して、精子中心体の機能に差があるかどうかを検討したが、星状体の大きさがまだ小さいので定量的な比較のためにはさらに改良が必要であった。さらに、これらの微小管重合系に単離したイモリ卵もしくはツメガエル卵の細胞質分画を混ぜ、それらの微小管重合に及ぼす影響を詳しく解析することにより、卵内に微小管重合の調節因子がある可能性が示唆された。一方、イモリ受精卵内でのCaイオンの濃度変化をエクオリンを用いて測定し、その変動と精子星状体での微小管重合との関係を検討した。また、in vitro重合系でのCaイオンの作用を解析し、卵内Caイオン変動の役割を明かにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuhiro Iwao: "Activatio of Xenopus eggs by RGD-containing peptides accompanied by intracellular Ca^<2+> release" Developmental Biology. 177. 558-567 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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