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1995 年度 実績報告書

遺伝子移入したメダカ胚性幹細胞を用いてトランスジェニック魚を作成する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680920
研究種目

一般研究(C)

研究機関東海大学

研究代表者

兵頭 昌雄  東海大学, 開発工学部, 教授 (60096253)

キーワードメダカ / 胚性幹細胞 / 遺伝子移入 / トランスジェニック・メダカ / キメラメダカ
研究概要

1メダカ胚由来の細胞への遺伝子移入
胚性幹細胞(ES細胞)を用いたトランスジェニックメダカ作成のためには、ES細胞への遺伝子移入の条件を検討する必要がある。これまでの研究に継続して、各種のプロモーターをもつプラスミドDNAを用い、ジーンパルサーを使用してこの検討を行なった。その結果、一般にマウスES細胞で用いられている電気的な条件はメダカ細胞には不適であることがわかり、キャパシタンス25μF,パルス電圧1.5kVの条件で高頻度の形質転換が得られること、また用いた各種の哺乳動物やメダカ由来のプロモーターはいずれも機能することが確かめられた。(第18回分子生物学会で発表)
2メダカ胚由来ES細胞の移植によるキメラメダカの作成
培養したES細胞の移植によるキメラメダカの作成も継続して行なっているが、発生が異常になり奇形を生じる割合が高い結果となっている。奇形を生じなかったものについては、移植した細胞が生殖系列に伝達されるのかどうかの確認を行なっている。
3メダカ胞胚期由来の胚盤葉のin vitroでの発生
ES細胞の培養を試みている過程で、胞胚期の胚盤葉は、その細胞を分離することなく培養すると胚様の構造をとるように分化することがあり、そのとき卵黄細胞に形成される卵黄多核層が体軸の決定に重要な役割をはたしていることが見いだされた。(論文投稿中)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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