研究概要 |
本研究では通信路の特性、および記録媒体の性質を考慮に入れた上での誤り制御符号の適用についての研究を行い、いくつかの成果を得た。各研究項目ごとに整理して研究成果を与える。 1.RS符号の能力とそれを構成する有限体との関係の究明本研究項目では、短縮されたRS符号の能力について研究を行った。特に本年度は、ビット単位のバースト誤りを訂正する能力について考察し、その能力とその能力を引き出す効率的な復号法を与えた。 2.計算機を有効に利用した符号構成法の開発本研究項目では、最良符号を構成するために必要となる符号の最小距離を求める効率的な方法を提案し、その有効性を検証した。 3.高能力代数的誤り訂正符号の高速復号法の開発本研究項目では、限界距離以上の誤りを訂正する復号法について研究を行った。 以上の研究成果については、2.に関して、電子情報通信学会論文誌Vol.79A,No.4に掲載予定であり、他についても電子情報通信学会情報理論研究会等で発表予定である。
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