• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

上皮性分化を示す骨軟部腫瘍におけるHGFの局在及び機能に関する病理組織学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07770120
研究機関東京大学

研究代表者

石田 剛  東京大学, 医学部(病), 助手 (40223002)

キーワード滑膜肉腫 / 類上皮肉腫 / HGF / c-Met / 免疫組織化学 / RT-PCR法 / Southern blot法
研究概要

1.滑膜肉腫におけるHGF(hepatocyte growth factor)ならびにHGFレセプターであるc-met proto-oncogene産物(c-Met)の局在を免疫組織化学的に検討した結果、二相性滑膜肉腫の上皮成分のみにHGF、c-Metがともに発現していることが明らかになった。また、単相線維型滑膜肉腫では上皮様胞巣部分のみにc-Metが陽性であった。しかし、HGFは陰性であった。さらに、RT-PCR法、Southern blot法により単相性滑膜肉腫(上皮様胞巣がないもの)では、mRNAレベルでもHGFが発現していない可能性があることが示唆された。したがって、二相性滑膜肉腫の上皮様成分の形態形成にオートクリン作用によるHGF-c-Met系の活性化が関与していることが示唆された。
2.類上皮肉腫では、HGF、c-Metともびまん性に腫瘍細胞に陽性であった。HGF-c-Met系がこの腫瘍の上皮化に関与している可能性があるものの、増殖に関与している可能性も否定できなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ishida, T. et al.: "Intra-articular calcifying synovial sarcoma mimicking synovial chondromatosis." Skeletal Radiology. (印刷中).

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi