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1995 年度 実績報告書

ヒト尿路における一酸化窒素合成酵素のアイソザイムの同定とその局在に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771291
研究機関新潟大学

研究代表者

小原 健司  新潟大学, 医学部, 助手 (60262432)

キーワード一酸化窒素合成酵素 / 尿路平滑筋
研究概要

平滑筋弛緩作用に対する一酸化窒素の関与については、血管平滑筋領域で解明が進んでいる。L-アルギニン由来の一酸化窒素は、内皮細胞由来弛緩因子として、また非アドレナリン非コリン作動性神経のメディエーターとして血管平滑筋弛緩作用を有する。泌尿器科領域においても尿道平滑筋、陰茎海綿体において一酸化窒素合成酵素(NOS)の存在が確認されている。本年度の研究実績として、まず尿管平滑筋組織内の一酸化窒素合成酵素陽性神経の存在をnicotinamide adenine dinucleotide phosphate(NADPH)diaphorase染色、anti-brain-NOS特異的抗体を用い免疫組織染色にて確認した。また、生理実験として尿管平滑筋のmuscle stripsを用いKrebs-Henseleit液中での経壁的電気刺激に対する収縮弛緩反応を調べた。10-^5M guanethidine、2×10-^6Matropine存在下の経壁的電気刺激に対し尿管切片は弛緩反応を示さず、10-^4ML-NGnitrosrginine methylester(NOS inhibitor)、10^2ML-arginine(NO source)の影響も認めなかった。10^4M sodium nitroprusside(NO donor)は電気刺激に関係なく弛緩反応を示した。これより生理実験においては蠕動運動に対するNOの関与は証明されなかった。この結果については、現在投稿中である。次に組織切片よりRNA抽出し、逆転写酵素によりcDNAを合成し、これをNO synthaseのprimerを用いたRT-PCR法にて増幅させることによりその存在を確認するRT-PCR法を尿路の各組織を用い調べた。現在のところ尿路において誘導型NOSは確認されたが神経型NOSは確認されていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小原健司: "Histochemical evidence of the presence of nitvic oxide synthase in human vreter" The Journal of Vrology. 153. 345A (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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