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1995 年度 実績報告書

モルモット卵形嚢支持細胞におけるカルシウム輸送経路と耳石形成

研究課題

研究課題/領域番号 07771446
研究機関帝京大学

研究代表者

森 直樹  帝京大学, 医学部, 助手 (30263677)

キーワードカルシウム / 卵形嚢 / 耳石 / インターフェロン / 内耳障害 / 走査型電子顕微鏡 / 透過型電子顕微鏡
研究概要

1.細胞内小器官の三次元構築の観察
内耳器官培養系を用いた実験結果よりモルモット卵形嚢支持細胞内のカルシウム輸送経路を、小胞体、分泌顆粒、自家貧食胞、二次ライソゾームを経て細胞外へ放出されると推測している。透過型電子顕微鏡による観察では、小胞体と分泌顆粒、ゴルジ装置と分泌顆粒との関連を示唆する所見が得られている。現在、モルモット卵形嚢の凍結割断試料を作製し、走査型電子顕微鏡で支持細胞内の小器官の関連を三次元的に観察しているところである。
2.インターフェロンによる蝸牛、前庭器障害モデルの作製
有色モルモットを用い、インターフェロンによる蝸牛及び前庭器の障害モデルを作製している。インターフェロン投与前後で、平衡機能検査(オープンフィールド内での行動観察、急速立ち直り反射及び背地走行)及びABRによる聴力検査(クリック刺激及びトーンバースト刺激)を行ない、インターフェロン投与終了後に蝸牛及び前庭器を走査型電子顕微鏡で観察し、蝸牛内外有毛細胞の変化、卵形嚢及び半器官膨大部の感覚細胞の変化を検討した。インターフェロン投与量は個体当たり5万単位、10万単位、100万単位、1000万単位とし、コントロールとしてタチオン10mMを投与した。投与方法は腹腔内投与とし、投与期間は14日間連続投与した。今回の検討では、各系列間に有意な差がみられなかったため、投与量、投与方法及び投与期間について再検討を行ない、試料観察方法として、透過型電子顕微鏡による感覚細胞内小器官の変化の観察を検討している。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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